こんにちは、ゆずこです。
子供の習い事で男女ともに多いのが水泳教室。
我が家も生活はカツカツですが、子供に水泳教室だけは行かせています。
水泳教室には月に1回もしくは2カ月に1回、進級テストというものがあります。
テストに落ちたとしても忍耐強く続けることが大事だとは思いますが、できるだけ早く合格して他の子よりも早く先に進んでほしいと思うのが親の本音なのではないでしょうか。
ですが、その考え方で子供の成長のチャンスの芽を摘み取っているかもしれません。
Contents
子供を早く合格させたいママがとる行動
子供にテストに合格したらご褒美をあげると言う「ニンジン作戦」です。
合格した日の帰りにアイスを買ってあげるくらいの可愛いものならまだしも、私のママ友はゲームを買ってあげるという約束を毎回していました。
ちょっと度を越しています。
そして、水泳教室は曜日によってコーチが違います。
そのコーチによって合格基準が高いコーチ、低いコーチとあるのです。
そこを狙ってコロコロと曜日を変えるママがいます。
何曜日のコーチは合格基準が甘いと聞くとその曜日に変え、毎月コロコロ曜日を変えていました。
私はそのママに対して何の為に習い事をさせているのか、疑問に感じました。
失敗は成功のもと
子供が不合格になり落ち込んでいる姿をみるのは、親にとっては辛いものですよね。
一緒に通っているお友達がいるなら、その子が合格して自分の子が不合格だったときなどは尚更です。
悔しくて泣きだす子もいます。
うちの次男がそうです。
でもその時こそが成長できるチャンスなのではないでしょうか。
この悔しさをばねに次のテストまでにしっかりと練習し、合格できた時の子供の顔は本当に良い顔をしています。
この不合格からの成功体験は何物にも代えがたい貴重なものですよね。
この経験を親が先回りして摘み取ってしまうのはあまりにももったいないです。
先回りをしてあれこれやってあげてしまうと、子供は次第に自分でやろうという気持ちを失い、親の指示を待つ「指示待ち人間」になってしまいます。
これは危険ですよね。
何のために習い事をさせているのか
ある小学校の習いことに関する調査によると、
Q,習いことで身に付けてほしいことは?
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 忍耐力
Q,現在子供に不足していると感じることは?
- 忍耐力
- 問題解決力
- コミュニケーション能力
だそうです。
習い事をするということはその技術を身に付けるというのが本来の目的ではありますが、その技術を身に付けるための段階で経験する、忍耐力、問題解決力、コミュニケーション能力も大切なのではないでしょうか。
合格基準の厳しいコーチの元で合格できた子は、他の子たちよりもより多くの忍耐力を得、また高い技術も身に付き、結果的には子供の為になっているのです。
最後に
水泳教室は月に一度、子供が頑張った成果の合否が決まるある意味シビアな世界ですよね。
ですが、友達同士で切磋琢磨して競い合うことは良い経験にもなるし、技術だけではなく忍耐力もつく習い事だと思います。
親はついつい子供を思うがあまり、先回りをしてあれこれ手を出してしまいがちですが、子供を見守る親もまた子供同様に忍耐力をつけなければなりません。
何が本当に子供の為になっているのかを考え、間違っても子供を追い詰めることのないようにしなければいけないと思います。
なかなか進級テストに合格できない場合は、「忍耐力をつけさせるチャンス」だと思って子供を信じて見守りたいと思う今日この頃です。
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