こんにちは、ゆずこです。
我が家は今、二世帯住宅で夫と息子2人、そして義母と義兄の6人で暮らしています。
1階が義母と義兄、2階が夫と息子2人と私という感じで一階は扉一枚でつながってはいますが、その他は完全別居。
キッチン、バス、トイレも完全に別々です。
義兄がいるので、とてもありがたいです。
この二世帯住宅に引っ越してきて10年が過ぎました。
初めはいろいろありましたよ~。
義母とどのくらいの距離感でいたらよいのかわからず、1階の様子が気になってあれこれ悩んでいたことも。。。
それは義母も同じだったかもしれませんね。
時には温厚な義母を怒らせてしまったことも。。。
ですが、10年過ぎた今ではお互いちょうどよい距離感でうまくやっております。
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義母、二世帯住宅を建てる
元々、主人の実家は、祖父母、義父、義母、義兄、夫の6人で暮らしていました。
祖父母、義父が亡くなり、夫は私と結婚して家を出たため、義母と義兄の二人でしばらく住んでいました。
私たちが結婚して二年目に主人の実家の近くの不動産屋から土地を半分売って欲しいと言われたのです。
義母に「どうしたらよいか」と相談されましたが、私たちは義母が蓄えがないことを知っていたので、全部の土地を売ってもっと安い土地を買ってそこに家を建ててはどうかと提案しました。
手元に残ったお金を老後の資金にすればよいかと思ったからです。
ですが知らない土地には行きたくないと、結局半分土地を売りそのお金で残りの土地に二世帯住宅を建てることに決めたのです。
二世帯住宅を建てるが私たちが来るか来ないかは自由で、来るなら家賃を払えば住んでよし。
来ないなら二階は誰かに貸すとのことでした。
その頃主人の職が安定していなかったこともあり、先々のことを考えた私たちは二世帯住宅に入ることに決めました。
義母、二世帯住宅にすべてお金をつぎ込む
新築の家はやはり気持ちの良いものです。
義母に感謝しなければいけないな~なんて思っていた矢先、義母がカードローンに手を出そうとしていたのです。
理由を聞くと、しばらく固定資産税を滞納していたと。。。
それだけでなく、不動産取得税?(家を建てた後にかかる税金)というものも払えないと。。。
要は義母は売った土地の代金を全部二世帯住宅につぎ込んでしまったのです。
売った土地の値段や二世帯住宅の値段などは私たちは知らず、義母一人で話を進めていたので、完全にノータッチでした。
私たちが関わっていたら、削れるところは削ってもっと母の老後の資金を作ってあげられたのに…と悔やまれるところです。
正直、私たちも毎月赤字で暮らしていました。
だからこそ、義母の二世帯住宅にお世話になることを決めたのです。
結局、私が独身時代に貯めた貯金から滞納していた固定資産税と不動産取得税を納め、義母には絶対に借金だけはしないようにお願いしました。
義母への不信感
そんなこともあり、私は義母の金銭的感覚に不安をおぼえるようになり、不安で仕方なくなりました。
義母も私に少し後ろめたい気持ちがあるのか、ことあるごとに夜のおかずの足しにといろいろな物を買ってくるのです。
当時の私は「どうしてお金がないのに買ってくるの!その分のお金を少しでも貯めればよいのに!!(怒)」と思って素直に受け取れなかったのです。
- とにかく義母には少しでも貯金をしてほしい。
- もう無駄遣いはしてほしくない。
- 今はパートに出ていられるが、働けなくなったらどうするのか。
- 私は自分たちの生活だけでもカツカツなのに、義母の生活費まで見れる余裕などない。
毎日こんなことばかり思っていました。
そしてこの不安な気持ちを私は夫に向けるしかなかったのです。
夫は夫で私の不安な気持ちをストレートに義母に言ってしまいます。
「無駄遣いばかりするな。この先どうするんだ」と。。。
義母怒る
二世帯住宅に住まわせてもらってる自分たちを棚に上げて、義母を攻め続けてしまいました。
家賃を払ってるとはいえ相場の半分です。
義母からしたら、何様なんだと頭にきますよね。
突然義母が二階に来なくなり、一階の行き来するドアの鍵をしめて電話にも出てくれなくなりました。
怒った母が起こした怒りの行動です。
いつまでもこの状態ではいけないと思い、私と夫は義母に謝りに行きました。
鍵のかかった扉の向こうで義母は泣いていたと思います。
「母親に向かって言う言葉ではない」と言われました。
その通りです。。。
当時の私は自分のことばかり考えていて、義母のことを想う気持ちが全くありませんでした。
この先ずっと一緒に暮らしていくのですから、この義母のことを理解しなければいけないとこの時思いました。
自分にとっては正論でも、相手にとっては違うこともあるのかもと。。。
自分の考えばかりを押し付けていたことに反省しました。
その後何日かすると自然と元通りになり、義母は何事もなかったように振る舞ってくれました。
お互いの距離感がつかめる
この一件があってから、お互い程よい距離感でいられるようになりました。
特に用事がない時は数日会わずにいることもあります。
何か私の為に買ってきてくれたものは、ありがたくいただくことにしました。
そして、そのお返しはしません。
お返しをすると今度は義母がものすごく嫌がって受け取ってくれません。
「そんなお金を使わなくてもいいのよ!」と言われてしまいます。
それって私も同じこと思っているんですけど。。。
口に出しては言いませんけどね…。
そして、頼りたいときは素直に頼るようにしました。
子供を見てほしい時など義母が家にいる時はお願いしちゃいます。
そうすると、喜んでみてくれるんですよね。
義母は優しい人なのです。
義母と上手に付き合う方法とは?
- お互い干渉をしない。
- 自分の考えを押し付けない
- 好意は素直に受け取る
- 頼りたいときは素直に頼る
- 感謝の気持ちを忘れない
- いざという時はすべて面倒を見るという覚悟を決める
私が10年以上一緒に暮らして得た答えです。
我が家は二世帯でカツカツ生活を送っています。
70歳にして義母は未だパートで現役ワーカー。
ですが、もう近々働けなくなる時がくるかもしれません。
そうなると義母の生活は私たちが見ることになるでしょう。
もう、その時はその時。
なんとかして生活していかなければいけないのです。
私はまだ40代。子供も大きくなった今、頑張れば正社員の道もあるかもしれません。
なんとかなると思えるのは、義母が建ててくれたこの二世帯住宅があるから。
義母が呼んでくれたからこそ、今の私たちの幸せな暮らしがあるのです。
今まで義母にはたくさん恩をもらいました。
今ももらってばかりです。
これから義母が働けなくなった時にやっと私たちの出番がやってくるのだと思います。
覚悟を決めれば、不安に思うことはありません。
嫁姑問題は永遠のテーマですが、お互いにちょうど良い距離感がつかめれば、二世帯住宅でもうまくやっていけるのではないのでしょうか。
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