こんにちは、ゆずこです。
私の小学3年の息子(次男)は夜尿症です。
現在、薬を飲みながら治療しています。
治療開始してから一年、今ではうそのように夜尿(おねしょ)がなくなりました。
その経過については、こちら⇓の記事に書いています。
病院に行ったのは次男が小学2年の秋。
私はそれまでそのうち治るだろうと、ほったらかしにしていました。
ですが、さすがに小学2年までほぼ毎日おねしょはおかしいと気づき始めたとき、図書館である本に出合いました。
それが、「バイバイ、おねしょ!」です。
その冒頭のお話を読んで、涙が出てしまいました。
プロローグ それぞれの想い
「ぼくはダメな子なんだ…」おねしょが治らない子どもの想い
朝なんか、きらいだ。
また、しかられるから。
「小学生にもなって、いったい、何回いったらわかるのっ!」って、大きなこえでママがおこるから。
「自分でよごしちゃったんだから、自分であらいなさい」
ってママはいう。
口をへのじにして「ほんとにキタナイんだから!」ってぼくにいう。
それでぼくはおふろ場に行って、オシッコでベチョベチョのパジャマとパンツを、シャワーできれいにあらうんだ。ママ、やくそく、まもれなくってごめんなさい。
今日こそ、おねしょしないぞってねる前には思うのに、朝になったらしちゃってるのは、どうしてかな…。
ママがいうように、ぼくはわるい子なんだよね。
小学生になってもおねしょをしちゃうのは、ダメではずかしいことだもんね。
~~~中略~~~
どうして、ママとのやくそくがまもれないのかな。
これからもずっとずっと、ぼくはおねしょをしちゃうのかな。
まいにち、まいにち、ママにしかられるのかな。ぼくなんて、いなくなっちゃえば、いいのかな……。
引用:バイバイ、おねしょ! 著者 冨部志保子 より
価格:1,296円 |
無知って怖いと思いました。
夜尿症のことを正しく理解していれば、親はこのように怒ったりしませんよね。
誰よりも一番治したいと思っているのは子供だってこと。
おねしょをしたくてしている子なんて一人もいないのですから。。。
ですが、実は当の私も、振り返ってみれば息子に辛く当たったことがあるのです。
毎日おむつで寝る息子に
「いつまでおむつがいるのかね~」
「自分で汚したおむつは自分で片づけなさい!」
などなど、私が忘れているだけで息子を傷つける言葉をもっと言っていたかもしれません。
夜尿症のことを正しく理解していれば、かけてあげる言葉は違っていたはず。
後悔が募ります。。。
今、おねしょで悩んでいる方に知っていてほしい、言ってはいけないこと、やってはいけないことを書きたいと思います。
Contents
言ってはいけないこと
怒ること
「どうしてまたおねしょするの!」
「いつになったら治るの!」
「小学生にもなっておねしょするなんて恥ずかしい」
夜尿症は本人の意思で治せるものでも調整できるものでもありません。
寝ている間におしっこを濃くして量を減らす抗利尿ホルモンをつくる脳の視底下部は、情緒や感情をコントロールするところです。
むしろ強いストレスがかかると自律神経の働きが不調となり、夜尿の原因になりえます。
怒れば怒るほど、夜尿が長引く可能性があるのです。
比べること
「お友達の〇〇くんは4歳のときにはおねしょしてなかったってー」
「弟(妹)はおねしょしないのに、なんでお兄ちゃん(お姉ちゃん)がまだおねしょするの!」
弟や妹の前で、おねしょしてしまったことを叱るのは自尊心が傷つきます。
兄弟からからかわれる原因にもなりえます。
兄弟がみな一緒のスピードで育つわけではないですよね。
歩き始めたのも、言葉を発したのも同じではなかったはずです。
子供は気にしていないように見えても、実は傷ついているのです。
してはいけないこと
起こすこと
寝具をよごされたくない為、おねしょする前に夜中に起こしてトイレに行かせてしまうお母さんいますよね。
実は私、長男の時にこれをやってしまいました。
お友達にしてはいけないことだと聞いてすぐに止めたのですが、こういう方意外といるのではないでしょうか。
夜中におしっこをする習慣がついてしまうと、眠っている間に膀胱におしっこをためる習慣がつかなくなり、膀胱の成長を遅らせることになってしまうそうです。
夕方から水分を多くとる
体に取り込んだ水分が膀胱に到達するまでには、2~3時間かかるため、夕食後から寝るまでの3時間は極力水分は控えるようにした方よいです。
また、塩分をとり過ぎると喉が渇いて水分を多くとってしまう原因になるので要注意です。
ですが、水分をとることは大切ことなので、朝、昼にかけてたっぷりととりましょう。
息子は病院の先生と「お母さんが用意した水筒は学校で必ず飲んでくること」を約束しています。
体を冷やすこと
夜尿症の子供は冷え性が多いとみられます。
息子も冷え性で、お腹を触るとひんやり冷たいのです。
寝る前にゆっくり入浴して、体を温めてから寝たり、息子には冬は腹巻をして寝かせていました。
冬は布団乾燥機で寝具を温めてから寝かせるのもよいかもしれません。
おしっこを我慢させないこと
ややこしいですが、おしっこを我慢させた方が良いということです。
意外だったのですが、膀胱を大きくさせるには、ぎりぎりまでおしっこを我慢させることが有効だとか。
ついつい、「したくなくても出るだけ出してきなさい」とお出かけの時によく言ってしまいます。
ただ、我慢しすぎると膀胱から尿が逆流して腎臓によくないので、やりすぎは禁物です。
我が家は家にいる時だけ、おしっこする前に10秒数えてからするようにしようと言いました。
実際は、そう上手くいかず忘れているようですが。。。
最後に
親はまず、夜尿症について詳しく正しく理解することが何よりも大切です。
おねしょを夜尿症という病気だと認識しないと、「どうして我が子だけおねしょが治らないのか」「いつ治るのか」「この先どうしたらよいのか」と不安になってしまいます。
小学生にもなっておねしょをする我が子が恥ずかしいと思ってしまうと、受診するタイミングが遅れてしまいます。
今は飲みやすい薬があります。
病院行けば先生が相談にのってくれます。
どうか、一人で悩まないで下さい。
私は病院に行って、本当に良かったと思っています。
もっと早く連れて行けばよかったと今は後悔しています。
夜尿症は薬を飲んだからって、ピタッとすぐに治るわけではありません。
ですが、少しずつですが確実に良くなっていきます。
とにかく焦らないこと。
「おねしょしてもいいんだよ」
「そのままの〇〇が大好き」
と安心させてあげましょう。
笑顔で大丈夫!と言ってあげれば、子供もお母さんも不思議と前向きな気持ちになれるものです。
この経験が子供もお母さんも大きく成長できるチャンスだと思って、明るく乗り切りましょう。
夜尿症についての詳しいことはこの本⇓に書いてあります。
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